MASTER:鮎
Twitterにだいたい毎日います。

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Template @ 空蝉

nowhere

不毛な争い。
平和なひと時。

高い高い空の上。
仙人界・崑崙山に住まう仙人の一人、清虚道徳真君。
その道徳真君の住まう洞府では。

「んなのコーチが間違ってるさ!絶対こっちの方が美味しいさっ!!」
「いーや、こっちの方が断然うまいっ!誰がなんと言おうとこっちの方がうまいっ!!」

今日もまた喧嘩っ早い2人が対決中のようです。

「君たち・・・何でそんなことで喧嘩するかなぁ。」
たまたま現場に居合わせた太乙真人はうんざり顔。
「そんなこととは何だ、太乙!!重大だぞ、これは!」
「そうそう、重大なことなんだよ、太乙。」
同じく現場に居合わせた雲中子の方はずいぶんと楽しそうです。

「・・・・・・たかがキ○コの山とタケ○コの里のどちらが美味しいかで争うなんて・・・。」
深く深くため息をつく太乙真人。(もちろんカメラ目線で)
しかしそんなつぶやきは当人たちには全く聞こえないほど、
不毛なバトルは熱くなっていました。

「まぁまぁ、言い争っていたってわからないよ?食べてみないことにはね。」
雲中子が仲裁に入りました。
「偶然ここにキ○コの山とタケ○コの里があるから、お互い食べてみたらいいじゃないか。ほら、太乙も。」

「お前の出したものが食えるかぁぁっっっ!!!!」

・・・・命をかけた仲裁は、成功のようです。

私はタケ○コ派。

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