MASTER:鮎
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nowhere

それぞれの正義論
人の数だけ正義がある


「お、お邪魔しますさ……」
「そう緊張せずとも良い。今日はお主たちだけだからのう」
 あの騒動から数週間後。道徳は天化を連れ、竜吉公主の住まう青鸞斗闕を訪ねた。件の事件の顛末の報告と、公主たちとの約束を果たすためである。
「そうか、元始はおぬしにもきちんと説明したということだな」
「今はまだ詳しく話すべき時ではない、と釘を刺されたけどね。それでも俺に知らないことを溜め込ませるより、ある程度納得するまで説明する方に傾いてくださって、良かった」
 ここは儀礼の場でもなければ会議場でもない、と公主の私的な庭に通された道徳は最初こそ弟子に負けないくらいに緊張していたものの、公主とは道士時代から燃燈を通して交流のあった馴染みのある仙人だ、公主が自ら摘んだという花茶が出てくる頃にはすっかりほぐれて、一人称が砕けたものに戻ってしまっていた。さすがにほぐれすぎだと思ったものの、公主がとても嬉しそうにしていたのでもうそのまま通すことにする。
「天化よ、花茶を見るのは初めてか? 道徳の洞府ではこのようなしゃれたものなど出てこぬであろう」
「コーチ、お茶も出てこねぇさ! あるのはスポーツドリンクと水と、あ、でも太乙さんからもらった茶葉とかは客が来たときにちょこっと出てく……きますさ!」
「ふふふ、この際敬語は抜きじゃ。私も堅苦しいのは好きではない。それと道徳よ、さすがに弟子に茶すら飲ませぬのはいかがかと思うぞ」
「いやいやいやいや、俺が虐待しているかのような言い方はやめてくれ……その、茶を淹れるのはちょっと苦手で」
「え!? 十二仙の方でも苦手な分野が?!」
「じゃあ、私たちも簡単に淹れることができた茶葉をお土産に是非! 天化様も、いっぱい飲んでいってください!」
「これ、赤雲、碧雲。この場では敬語はお前たちもナシにせよ。でないと天化がいつまで経っても緊張がほぐれぬではないか」
「あ、そうですね、すみません!」
 じゃあ天化さん、って呼んでいいですか? と人なつっこく赤雲に聞かれて、天化は赤面しながらもこくりと頷いた。このあと赤雲が剣技を見せて欲しいといっていたはずだが、果たして無事に体が動くかどうかは少し疑問である。
「そういえば最近、面白い花茶を手に入れたのじゃ。せっかくだから大勢で楽しむのが良いだろうととっておいた」
 碧雲、あれをと公主が頼むと、彼女はぱぁ、っと花開くような笑顔を見せてすぐにとって参ります、とかけだしていく。程なくして戻ってきた彼女の手にあったのは、手のひらにコロンと収まるサイズの茶葉の塊だった。
「これは人間界に降りた楊戩が一時洞府に戻ったときに土産として持参したものじゃ。南の方で僅かに作られていて、工芸茶と呼ばれている。玉鼎に請うていくらか追加で仕入れてきてもらってしまうほどに、私も弟子たちも気に入っていてな」
 透明なポットにその塊を入れ、湯を注ぐ。程なくして開いた塊からは、その枯緑色からは想像もつかない、赤や黄色、白の鞠のような花々がポンポンとはじけるように飛び出て咲き始めた。ほんの僅かな時間の間に美しい世界を花開かせたポットからは、優雅なジャスミンの香りが漂ってくる。
「す……っげぇ……すっげぇさ!」
「これは……確かに素晴らしいな。公主が頼むのもよくわかる」
「であろう? 正直、職人を招いてここで作らせたいくらいじゃ。あのものの弟子や身内の中に仙人骨を持ったものはいないのであろうか、と探してしまったくらいには本気であった」
 人間界でこの茶が知られれば王侯貴族を虜にするであろう、と公主が笑う。あいにく、殷の王都からはかなり離れたところで生産しているらしく、しかもそこを治めている領主すら知らない、作者の趣味の産物であるらしい。だが知れ渡るのに些かも時間はかからないだろう、と公主は言った、戦争さえなければ、と小さく付け加えながら。
「天化さん、お菓子が焼き上がるまで少し時間があるのですが、その間、剣舞をみてもらえませんか? 一生懸命練習したんです」
「え、あ、あの、俺っち、舞とかそういうのはあんまし」
「剣舞も剣術の型の一種だ、見れば勉強になると思うぞ。公主、もしできるのなら軽く模擬戦もさせてみたいんだが」
「かまわぬよ。赤雲は女子故、少しばかり手加減はしてほしいがのう」
「問題ない。天化、リストウェイトは持ってきたな?」
「足につけるヤツも持ってきたさ! でも、本当にいいさ?」
「大丈夫です、私、そう簡単には負けないつもりですから!」
 修業年数で言えば赤雲は天化の軽く数十倍は時を過ごしているはずだが、女性の年齢を明かす行為に等しいのでそれは黙っておく。まだ武器を持った修行をしていないという碧雲も見学したいと申し出て、天化は二人に連れられて庭の奥、四阿からも見える広場へ誘われていく。

「して道徳よ、『封神計画』の話はどこまで聞いておる?」
「あまり詳しくは。太公望が、武成王黄飛虎と接触したことは聞いているが」
「そうか」
 天化が広場で双鎚を構え、いつもの剣技の型を披露しているのを見ながら、道徳は公主の顔を伺う。竜吉公主はその体質から仙人界を出ることはできない。そもそも彼女ほどの仙人が動いたとなれば十二仙が束で動くよりも影響が大きく、今回の計画に彼女が表立って参加することはないように思われた。だが、武術にほとんど縁のないはずの彼女の弟子は武術を覚え、模擬戦すら許可が出るほどの鍛錬をこなしている。
「赤雲や碧雲は下山させる予定なのか」
「いや、そのつもりはない。じゃが、何があってもあの娘たちが自らの身を守れるようにさせるのは、師としての務めであろう」
 公主は愁いを帯びた瞳で広場の向こうにいる二人を見た。お互い、血は繋がっていないらしいが姉妹のように見える。いくばくかの開きはあるものの、二人とも幼い頃に燃燈道人に保護され、公主に預けられたと言われている。自由気ままに動けない彼女の洞府外の手足となるための側仕えの童女とするのかと思いきや、まっとうな弟子としての修行をさせているとは、道徳も知らなかった。
「武術をさせ始めたのは燃燈が墜ちてからしばらくしてじゃ。あの事件を境に、私は元始から様々な相談事を受けるようになった」
 まるで、異母弟の代わりのように。計画の全容は聞いていないが、と公主は言って一口茶を飲み、静かに目を伏せた。
「恐らく、元始の中には金鰲との全面戦争も視野に入っておる。こちらから宣戦布告するか、あちらから攻め込まれるかは別にして」
 その予感がしたからこそ、公主は二人に身を守る術を付けさせなければならないと慌てて準備を始めたらしい。と言っても、剣の刃すら見たことのない子供たちにその必要性を覚え込ませるのはとても難儀した、と彼女は言った。
「明かせる者もおらなんだ。玉鼎だけは、おそらく別件で私以上に何かを抱えていて、事情を察して幾度か出稽古に来てくれたがのう」
 なるほど、道理で赤雲の剣の構え方に見覚えがあると思った、と道徳は頷いた。玉鼎の所にはいずれ太公望の右腕、あるいは参謀として動くことになるだろう、楊戩がいる。今は既に太公望との接触を終え、変化の術を使いながら朝歌や殷国内の情勢の探りを入れている。
「封神計画は、それほどまでに大きな計画なのか」
「うむ。ただ妲己を倒すだけの計画ではあるまい。もしそうであるならば、先日広成子と赤精子が保護した殷の王太子を鍛え上げ、彼らに乱を起こさせれば良いだけのはず」
 父王の悪政を息子が糾す、それはうまくいく時もあればうまくいかない時もあるが、どんな時代でもよくあった話だ。
「広成子と赤精子は、あの二人を洞府に入れてからはあらゆる仙道の訪問を断っておる。私ですら、あの日以来顔を合わせてはおらぬ。もちろん、弟子たちを外へ出すこともせぬ。二人の間では何度か行き来はあるようじゃが」
 殷の王太子ともあれば、崑崙にも彼らとの縁を結びたい仙道が数多く出てくる。もちろん、そういった雑音が修行の邪魔になるから、と遠ざけている可能性もあるが、もし二人が封神計画の、妲己討伐計画の中心となるならば、今人間界で太公望がやっているのと同様に、崑崙入りした時点で仲間を増やし、いずれ来たる下山の時までに大きな味方を作らせるのは彼らにとっても有望な力になるはずだ。
「天化の父は殷の武成王であったか。太公望の報告に寄れば、妲己のテンプテーションにかかっていない、希少な人間の一人だということだが」
「天然道士であることを鑑みてもとてつもない精神力だ。彼が昇山していたならさぞかし優秀な仙人になっただろう」
「その武成王なら、例えば王太子が王をたぶらかす妲己を排除すると旗を駆けつける真っ先にかけつけるであろう。そもそも、王太子兄弟を朝歌から逃がしたのが武成王だという話ではないか」
 なら、何故真っ先にその恩人の息子に引き合わせないのであろうか、と公主は首を傾けた。道徳はその可能性を考えたこともなく、はっとする。そういう力関係と縁に関して、道徳はあまり機微が良くない。体を動かすのは好きだが、頭を働かせるのはあまり得意ではないのだ。だが、そうも言っていられない現実があるのではないか、と公主は言う。
「太公望は、今西に向かっていると聞く。殷の諸侯の中では最も繁栄し、評判の良い西伯侯姫昌がいるという西岐へ」
 殷の王太子が人間界で何の後ろ盾もなく挙兵するのは難しい。だから味方を付ける必要があるのはわかるが、それなら王太子自身が西岐へ行く必要がある。なのに向かっているのは太公望であり、王太子たちではない。妲己討伐計画の中心人物は、いったい誰なのか。
「まさか、王朝そのものを変えようと?」
「その場合、王太子兄弟もそうではあるが、何代も殷王家に仕えてきた黄家はどのような立ち位置になるのであろうな」
 公主が再び広場に目を向けた。今度は赤雲が宝貝を手に剣舞を披露していて、天化がその型を真似ようとしているようだった。微笑ましい光景だが、道徳は茶杯を持つ手が震えて止まらない。まさか、と背筋全体が震える。俺は、全くそんなつもりはなかったというのに。
「情勢を見よ。元始を信じるなとは言わぬが、元始が孫弟子の事情まで察して動いているとは思わないことじゃ」
 組織のトップとはそういうものだ、と公主は諭す。
「多数のために少数を犠牲にする、ここに燃燈がおれば青筋を立てて怒りそうなものだが、もしかしたらあの喧嘩もそんなことがきっかけであったかもしれぬ」
 そして、弟子を護れるのは師だけだ、と公主は言った。
「弟子にとって、仙人界の師とは言わば親代わり。太公望が西の地で何を手に入れるかはわからぬが、もし姫昌が挙兵するとなれば、身の振り方をどうするかは考えておいた方が良いであろう」
「……止めないのか」
「燃燈の教えを受けたであろう? 信じることが正義じゃ。自分の中の正義に従って生きよ」
 知らないうちに運命に翻弄され、選択肢のないまま結末を迎えるよりも、自分自身でつかみ取った選択肢を選んで突き進む。たとえその道が間違っていても、選んだのが自分だという誇りはたとえ命を失ったとしても消えはしない。
「おぬしは燃燈の教えを受けたものの中でも随分と世情に疎かったからのう。少し心配していたのだ。燃燈が墜ちて、一番ショックを受けていたのもおぬしであった」
「いや、それは公主の方が余程」
「私は見たからな、あやつが墜ちるところを」
 笑っていた、と彼女は言った。
「正義を選んで悔いがなかったからか、私を心配させまいと思ったか」
 あるいは、その喧嘩すら何かの計画のうちだったのか。最初こそ本気で二人が対立したのだと嘆き、思い悩んだ公主も、主のいない異母弟の洞府の管理をしていた人の正体を知って、自分が秘匿された計画の外側にいることを知った。元始天尊が、かつては目に入れても痛くないと誇った愛弟子を、長く自身の右腕として重用した腹心を退ける程に、決意が深いことを知った。
 元始天尊が明かせない、と言ったからには時が来るまでそれが彼の口から明かされることはない。しかし、時が来るまで大人しくしているつもりもなかった。その時が来た際、自分がその場、その瞬間にいなければ意味がない。最善の場所で見届けたい。そう思ってからの公主の行動は早かっただろう。あまり強い仙人骨を持たない赤雲が宝貝を自在に操っているのがその証拠だった。
「碧雲も、ギリギリではあるがようやく宝貝を扱えるようになってきた。いずれ戦場へ降ろせと言われれば敵の首級を上げられるほどに、あの子も武術を磨いておるよ」
「恐ろしいな。暗器使いか」
「うむ」
 使わないことに越したことはないが、と彼女は困り顔で笑った。戦争など起きて欲しくはないのだ。なぜ、妲己一人討伐するために王朝ごとひっくり返し、金鰲と争わなければならないのだろう。道徳にはわからない。公主も、わからないと首を振った。
「だが、わからなくても時代は今この瞬間も未来に向かって動いている。……幸い、太公望は武成王と懇意になった。危ういところを助けてもらったと聞く。武成王もまた、太公望を頼れる者と判断し、王太子たちを朝歌から脱出させた。この絆は、きっといつか必ず『封神計画』に利用される」
 民からもよく慕われている武成王は武官のトップの一人であり、国家警護の最高責任者。例えば太公望の助言を受けて姫昌が挙兵したとして、武成王黄飛虎が長年の王への忠義を捨ててその配下に下ったとすれば、周辺諸侯はおろか民たちですら、心が揺らぐことは間違いがない。妲己と紂王による悪政が続いているならなおさらだ。
「元始天尊様が天化を弟子に取れと言ったのは、黄飛虎を殷から引き抜くための人質?」
「そして王太子兄弟は姫昌が挙兵しなかったときの保険、と考えても良いかもしれぬ。いずれにせよ、おぬしたちの立場は今非常に危うい均衡の上にあると言えよう」
 広成子と赤精子は古い時代から仙人として人間界を見届け、お家騒動や王朝の交代などを見てきたからさじ加減はわかっているだろう。むしろだからこそその二人に一番取り扱いに注意すべき二人を預けた、と言っても良いかもしれない。そして、恐らくその次に危ない立場にいる天化が、道徳の元にいる。
「……ありがとう、公主。本当に、ただ筋トレをしているだけではいられないな」
「平和でなくなるとはそういうことよ。私も、できることならずっとこの庭で、あの娘たちと共に四季の花々を愛でるだけの生活でいたかった」
 厄介なものだのう、と大きくため息をついて、それでようやく公主は最初に見せた表情に戻る。この洞府に久々の客が来たと喜ぶ顔だった。
「さて、堅苦しい話はこれでしまいじゃ。茶の味がわからなくなったであろう? 少しあちらで体を動かすと良い。その間に焼き上がった茶菓子を用意しておこう」
「かたじけない。……最後に、一つだけ聞いても良いだろうか」
「なんじゃ?」
 なんでも言うてみよ、と公主が安堵を誘う声で言った。道徳は一つ大きく息を吸って、彼女の瞳の奥を見る。
「もし、黄飛虎が殷を離れなかったとして、天化が父親を選んだとき、俺が、ここを離れると決意したら」
 あなたは俺を、俺たちを止めるか?



 公主の瞳は微動だにしなかった。
「言ったであろう。それがおぬしたちの正義ならば、止めはせぬ」
 燃燈もきっと同じことを言うであろう、と公主は言った。
「そのような未来が来ないことを願う。だがもし来たとしても、私は止めない」
 元始天尊が妨害しようとしても、必ず道徳たちを庇う、と公主は宣言した。
「それが私の正義じゃ」



「コーチ! 赤雲さん、すっげぇさ! 俺っちのおばさんも並の男じゃかなわねぇってくらい強かったけど、それよりもっと強いんさ!」
「天化……女性に力の強さを褒めてもあまり喜ばれないと思うぞ」
「いえいえ、公主様のお付きの者としてはこれ以上ない褒め言葉です!」
 赤雲も碧雲も朗らかに、嬉しそうに笑っている。彼女たちは自分たちが武器を持つことになった本当の理由を、まだ知らないようだった。天化も、まだ知らない。道徳は先ほど知った。
「公主が焼き菓子を用意すると言っていた。そろそろ戻っておいで」
「え?! 公主様が! 碧雲、急いでお手伝いに行かないと!」
「大変! 付き人として失格だわ」
 赤雲も碧雲も宝貝や武器を放り出し、先ほどまで天化と一緒になって模擬戦もどきをしていたと感じさせない早さで洞府へ駆け戻る。天化はまだ自分では持てない宝貝を少し羨ましげに見たあと、道徳へ「お話はすんださ?」と聞いてきた。
「おまえ、聞こえてたのか?」
「全然? でもコーチが珍しくめちゃくちゃ緊張してたさ。なんか怒られてんのかなぁ、って思って二人に聞いたら、コーチの兄弟子のお姉さんだって聞いたさ」
 だから積もる話ってのがあったのかなって、と天化は何でもない風に言った。おそらくはこの子は本当に何も聞こえていない。知らない。この洞府に来る直前の道徳のように、まるで、何も。
「……いつ、宝貝の訓練を始めたらいいだろうかって相談をね」
「え」
「公主はもう十分良いタイミングじゃないかと言ってくれた。俺もそんな気配はしてたんだが、こういうときは第三者の意見も聞いた方がより確実だからな」
「……っ! マジ、さ? 本当に? いつ、いつ始めるさ!」
「早ければ早いほど。ああ、でも今日はダメだぞ」
「わかってる! ……公主様にちゃんと御礼言わねぇと」
 天化は少し緊張しながらも満面の笑みを浮かべている。そのまま笑顔でありがとうございます、と言えばいいよ、と道徳は言って天化の手を取った。俺の正義はここにある、と決意を込めながら。
 




完成したのイベント開始時刻何時間前ですか????

青峰山師弟ウェブオンリーイベント「天高気清のスポーツ日和!」の記念アンソロに寄稿した「青峰山の師弟が幽霊退治に取り掛かること」の後日談的な話になります。たぶん前の話を読んでいなくてもだいたいわかる。わからなかったらごめんなさい。

寄稿した話はほんわかとした(全然幽霊退治をしていない)話でしたが、こちらは一転どシリアスに。本来こちらの方が書き手の好みです。なーんか日々筋トレに全てを捧げてるみたいなコーチと、すっごいマジな顔して天化に武成王造反の知らせを持ってくるコーチの二面性というかギャップがすごい好き。そして最後は「オレの弟子の天化に」なんていうあなたが好き。なぜ死んだ(死んでないぞ!封神されただけだぞ!)。

そうそう、原稿提出してから気付いたんですが、コーチの一人称が「オレ」なのに提出原稿というかたぶん今までずっと「俺」で書いてたのに今更気付きまして。今回は後日談なので寄稿文側に合わせましたが、次回から覚えていたら訂正したいところ。ちなみにちゃんとした場では「私」が使える清虚道徳真君の二面性(初期設定のキャラブレとか言わない)。嗚呼ギャップ、すばらしきかな、ギャップ萌え(徹夜テンションによる一句)。

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