MASTER:鮎
Twitterにだいたい毎日います。

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nowhere

火竜鏢にまつわる、とある悲しいお話(仮題)
正義とは、琥珀で出来た盾のようなものである

「これは…」
道徳が目にとめたのは、1対の鏢だった。怪我を負って寝台の上にいることを強制されている天化は、それを太公望からもらったものと説明する。 妖怪仙人を倒して得たのだと聞いて、道徳は感慨深げに息を漏らした。
「これ、俺のなんだ。昔、素行の悪い弟子がいてな。破門にしたが、追い出す時に盗まれたんだ」
天化はそれを聞いて激しく怒った。どんな奴だと迫る弟子に、道徳はもう生きていないと思うぞ、と告げる。
「妖怪と聞いたら悪だと決めつけるやつだったから、な…」
おまえが気にすることではない、と言われるも、天化は道徳が寂寥の色を瞳に宿すことを、見逃しはしなかった。


初出:Twitter、黄天化版ワンドロ・ワンライのお題「宝貝」をお借りして。いつも通りSS名刺サイズ仕様なので短い。(SS名刺版はこちら
題名に(仮題)と付いているのは、まぁこれがいわゆる「あっためてるネタ」だからです。頭と書きたい内容だけはあるのだけど、まだふわふ わと漂ってる状態。そのうち勢いで書けたら完成版になるはずです。(いつだよ)
なお、覇穹が始まる前に「魔家四将がアニメに出てこずに(コーチの出番が削られて)、もしちんとうの話が省略されてなかったら、二次創作 でちんとうがコーチにめっ!される話を書きます」などとツイッターで言ったのがネタの始まりでした。正直言うと別に火竜鏢が天化の初期装 備のごとく出てきても問題ないと思ってた人(安能版では錬金術師を目指した道徳の元弟子が火竜鏢の持ち主設定)だったので、歩は悪くない 賭けだったと思う。

え?センカイクロニクルでちんとう将軍が操作キャラだと…っ!?(うちの遠征要員になりました…たぶん周辺から略奪してるんだと思う (をい))


おい、本文よりあとがきの方が長いとかどういうことだ。

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